ランボルギーニの維持費とオイル交換費用の実態や注意点を徹底解説

ランボルギーニの維持費とオイル交換費用の実態や注意点を徹底解説

ランボルギーニ公式

ランボルギーニを購入・所有するうえで気になるのが、日々の維持にかかるコストではないでしょうか。とくに、ランボルギーニの維持費やランボルギーニのオイル交換費用は実際どのくらいなのか、具体的な金額や内訳を知りたいと感じている方は多いはずです。

本記事では、ランボルギーニの年間・1ヶ月あたりの維持費の目安から、維持費に見合う年収の目安、そしてウルス・ウラカン・アヴェンタドール・レヴエルト・ガヤルドといった主要モデルごとの特徴まで、わかりやすく解説します。

さらに、維持費に含まれる税金・ガソリン代・車検・寿命といった項目にも触れ、どのような出費が必要になるのかを明確にしていきます。また、重要なメンテナンスであるオイル交換の費用やオイルフィルターの交換時期・金額についても詳しくまとめています。

高性能なスーパーカーだからこそ発生する維持コストや注意点をあらかじめ理解することで、ランボルギーニとの長い付き合いを安心して楽しむことができるはずです。購入を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

記事のポイント

  • ランボルギーニの年間・月間維持費の具体的な目安
  • モデル別のオイル交換費用や交換時期の違い
  • 維持費に含まれる税金・ガソリン代・車検などの内訳
  • 維持するために必要な年収や経済的な余裕の目安

ランボルギーニの維持費とオイル交換費用はどのぐらいか?

ランボルギーニの維持費とオイル交換費用はどのぐらいか?

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  • ランボルギーニの維持費はどのぐらい?
  • オイル交換費用と時期の目安
  • 税金はいくらかかるのか
  • ガソリン代の月額は?
  • 車検でかかる費用とは
  • 寿命とメンテナンス頻度
  • 維持費に見合う年収とは
  • ランボルギーニの主なスペック

ランボルギーニの維持費はどのぐらい?

ランボルギーニの維持費はどのぐらい?

ラグジュアリーモーターズ・イメージ

ランボルギーニの維持費は、年間でおおよそ150万円から300万円前後が目安になります。月に換算すると、およそ12万~25万円ほどかかる計算です。モデルや使用頻度によって開きがありますが、これが一般的な基準といえるでしょう。

主な内訳としては、任意保険料、税金、ガソリン代、車検費用、消耗品の交換などが挙げられます。たとえば任意保険は、運転者の年齢や等級にもよりますが年間30万円以上かかることが多いです。また、自動車税はエンジン排気量によって異なりますが、6.5Lクラスのアヴェンタドールの場合は年間11万円を超えます。

さらにガソリン代は無視できません。ハイオク仕様で燃費はリッター3〜5km程度のモデルもあり、月に500km走る場合、ガソリン代だけで3万円以上かかるケースもあります。また、タイヤやブレーキパッドといった消耗部品の交換頻度が高く、それぞれ1回で数十万円の出費になることも珍しくありません。

このように、ランボルギーニは購入後のコストが非常に高いため、年間維持費だけで一般的な国産車の新車が1台買えてしまうほどです。維持費を見込まずに購入すると、日々の運用が困難になるリスクもあるため、事前に具体的な費用感を把握しておくことが重要です。

オイル交換費用と時期の目安

ランボルギーニ オイル交換費用と時期の目安

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ランボルギーニのオイル交換費用は、1回あたりおおよそ5万円〜15万円ほどが相場です。モデルや年式、使用するオイルの種類、どこで交換するかによって価格は前後します。ディーラーでの交換は純正オイル使用のため高額になりやすく、整備工場や専門ショップではやや安くなることもあります。

オイル交換の時期の目安は、走行距離にして約5,000km〜7,000kmごと、または半年〜1年に1回の頻度が推奨されています。ただし、エンジンに負担がかかる走り方をしている場合や、サーキット走行を含むようなハードユースをしている場合は、3,000km程度で交換したほうが安心です。

これは、ランボルギーニのような高出力エンジンは通常の車よりもオイルにかかる負荷が大きく、劣化が早いためです。オイルの状態が悪くなるとエンジン内部の金属摩耗や過熱のリスクが増え、最悪の場合、高額な修理費用が発生する可能性もあります。

また、ウルスやウラカン、アヴェンタドールなど、モデルによってオイル容量が異なる点も知っておくべきポイントです。例えばウラカンは約10リットル、アヴェンタドールに至っては12リットル以上のオイルを使用することもあり、これが費用に大きく影響します。

いずれにしても、オイル交換はエンジンを健康に保つための基本的かつ重要なメンテナンスです。コストを理由に先延ばしにすると、後々さらに大きな出費を招く恐れがあるため、計画的な交換を心がけましょう。

税金はいくらかかるのか

ランボルギーニ 税金はいくらかかるのか

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ランボルギーニにかかる税金は、一般的な自動車よりもはるかに高額です。主に支払う必要があるのは「自動車税」「自動車重量税」「環境性能割(旧・自動車取得税)」の3つで、それぞれ車両の性能や排気量、重量によって決まります。

まず、自動車税は排気量に応じて課税されます。ランボルギーニの多くのモデルは4.0L以上の大排気量エンジンを搭載しており、年間の自動車税は約88,000円〜111,000円が標準的です。たとえばアヴェンタドールやレヴエルトのように6.5Lエンジンを積んでいる車種では、最大税額である11万円超となります。

次に、自動車重量税は車検時に支払うもので、車両の重さに応じて計算されます。ランボルギーニの車重はおおむね1.5〜2トン前後なので、2年ごとの車検時におよそ3万〜5万円程度が課されるのが一般的です。

さらに、新車購入時には環境性能割という税金も加算されます。これは燃費性能やCO2排出量に応じて決まるもので、環境性能の低いスーパーカーは高率で課税されがちです。対象額の2〜3%がかかることもあり、車両価格が3,000万円前後ともなると、数十万円の課税となる場合があります。

このように、ランボルギーニを所有する際には購入時だけでなく、維持にかかる税金も非常に高額です。年間10万円以上の税金がかかることはほぼ確実なため、購入前にはこうした継続コストも考慮する必要があります。税金は毎年必ず発生する固定費ですので、他の維持費と同様、無理のない支払い計画を立てておきましょう。

ガソリン代の月額は?

ランボルギーニ ガソリン代の月額は?

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ランボルギーニのガソリン代は、月額で3万円〜6万円程度を見込んでおく必要があります。走行距離やモデルによって差はありますが、一般的な国産車とは比べものにならない燃費の悪さが特徴です。

例えば、ウラカンやアヴェンタドールなどのV10・V12エンジンモデルでは、燃費はリッターあたり3〜5km前後が現実的です。これは街乗りメインで使用した場合の実測値であり、高速道路中心で走ったとしてもそれほど大きな改善は見込めません。

仮に月に500km走行すると仮定すると、リッター4kmの燃費で約125リットルのガソリンが必要になります。ハイオクガソリンの価格が1リットルあたり180円とすると、単純計算で22,500円以上のガソリン代になります。1,000km走行すればその倍、つまり4万円を超えることもあります。

また、アイドリング時間が長くなる市街地での使用や、エンジンを高回転まで回すような走りをしていると、燃費はさらに悪化します。そのため、たとえ走行距離が少なくても、乗り方次第ではガソリン代が大きく跳ね上がる点にも注意が必要です。

このような背景から、ランボルギーニの維持費を考える際は、ガソリン代も決して軽視できません。特に日常使いを考えている場合は、年間で数十万円単位のコストになることを頭に入れておくべきです。燃費重視の感覚で選ぶ車ではないため、経済性よりも趣味性を重視する人に向いている車といえるでしょう。

車検でかかる費用とは

ランボルギーニ 車検でかかる費用とは

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ランボルギーニの車検費用は、最低でも30万円〜60万円程度が相場です。これは国産車の車検費用と比べて2〜3倍以上になることが多く、内容によっては100万円を超えるケースもあります。

この金額には、法定費用と整備・点検費用が含まれます。法定費用はどの車でも共通で、自賠責保険、重量税、検査手数料などが該当します。たとえば重量税は車重や年式によって異なりますが、ランボルギーニの場合は約3万円前後になることが一般的です。

問題は整備・点検にかかる費用です。スーパーカーは専用部品が多く、一般的な整備工場では対応できないこともあります。そのため、多くのオーナーは正規ディーラーやスーパーカー専門の整備工場を利用します。ここでは純正部品を使うことが多く、技術料も高額になる傾向があります。

例えば、ブレーキパッドの交換や冷却水の入れ替えなど、消耗部品の劣化が見つかれば、追加で数十万円が加算される可能性もあります。さらに、高年式車や長距離を走行した車は、部品交換やトラブルの発見が増えやすく、それに比例して費用も高くなります。

これを踏まえると、ランボルギーニの車検は「2年ごとに支払う定額のメンテナンス料」というより、「状態に応じて大きく変動する可能性のある出費」として考えておく必要があります。普段から定期的に点検・整備を行い、大きな不具合を未然に防ぐことで、車検費用を抑えることも可能です。

寿命とメンテナンス頻度

ランボルギーニ 寿命とメンテナンス頻度

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ランボルギーニの寿命は、適切なメンテナンスを継続していれば10万km以上走行することも十分に可能です。ただし、これはあくまで「手をかければ」の話であり、放置や粗雑な扱いをすると短命に終わるリスクもあります。

スーパーカーはその性質上、高性能なエンジンや繊細な電子制御装置を多数搭載しており、国産車よりも定期点検の重要性が高くなります。ランボルギーニも例外ではなく、半年に1回、少なくとも年1回の定期メンテナンスが推奨されています。

特に注意すべきなのは、オイルや冷却水、タイミングベルト、ブレーキフルードといった消耗液の管理です。これらを怠ると、エンジン内部の摩耗や加熱によって、大きな修理が必要になることもあります。修理費用は数十万円から、場合によっては100万円単位になることもあるため、未然の対策が欠かせません。

また、年式の古いモデルでは電装系トラブルやセンサー類の故障も見られやすくなります。そのため、5年目以降は単なるオイル交換だけでなく、精密診断や予防整備を取り入れることが重要です。

このように、ランボルギーニの寿命はメンテナンス次第で大きく左右されます。走行距離だけを目安にせず、「手をかける=寿命が延びる」という意識を持つことが、長く楽しむための鍵になります。維持できる環境が整っていれば、何年も快調に走り続けることができる1台です。

維持費に見合う年収とは

ランボルギーニ 維持費に見合う年収とは

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ランボルギーニの維持費を無理なく負担できる年収の目安は、おおよそ1500万円以上が望ましいとされています。もちろんライフスタイルや固定支出によっても異なりますが、日常生活に影響を与えずに所有を楽しむには、これくらいの収入が必要になるケースが多いです。

この背景には、車両本体の高額さに加えて、維持費の重さがあります。前述のように、年間の維持費だけでも150万円から300万円に達することがあり、月々に換算すれば12〜25万円以上を車のためだけに支出することになります。仮に手取り月収が50万円だとすると、収入の半分近くをランボルギーニに費やすことになり、生活にゆとりがなくなってしまうでしょう。

また、突発的な修理や消耗品の交換費用など、予期しない出費がある点にも注意が必要です。たとえばブレーキ交換に数十万円、オイル交換でも数万円がかかるため、常に余裕を持った資金計画が求められます。

このように考えると、ランボルギーニを所有するには「買えるかどうか」ではなく、「維持できるかどうか」が大切になります。手取り収入の中から年間300万円以上を自由に使える環境があるかを判断材料とすることで、無理のないカーライフを実現できるはずです

ランボルギーニの主なスペック

ランボルギーニの主なスペック

ランボルギーニ公式

ランボルギーニの主なモデルのスペックを以下の表にまとめています。

モデル名 発売年 駆動方式 エンジン 排気量 最高出力 トランスミッション 全長×全幅×全高(mm) 乗車定員
ウルス 2018年~ 4WD V8 ツインターボ 4.0L 650ps 8速AT 5112×2016×1638 4~5名
ウラカン 2014年~ RWD / 4WD V10 自然吸気 5.2L 610~640ps 7速DCT 4520×1933×1165 2名
アヴェンタドール 2011~2022年 4WD V12 自然吸気 6.5L 700~770ps 7速ISR 4780×2030×1136 2名
レヴエルト 2023年~ 4WD(PHEV) V12 + モーター 6.5L 825ps(エンジン) 8速DCT 4947×2033×1160 2名
ガヤルド 2003~2013年 RWD / 4WD V10 自然吸気 5.0~5.2L 500~570ps 6速MT / 6速e-gear 4300×1900×1165(最終型) 2名

ランボルギーニの維持費とオイル交換費用の実態

ランボルギーニの維持費とオイル交換費用の実態

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  • ウルスの維持費はどのぐらいか?
  • ウラカンの維持費の特徴
  • アヴェンタドールの維持費の傾向
  • レヴエルトの維持費は高いのか?
  • ガヤルドの維持費の目安
  • モデル別のオイル交換費用とは
  • オイルフィルター交換の費用と時期

ウルスの維持費はどのぐらいか?

ランボルギーニ ウルスの維持費はどのぐらいか?

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ランボルギーニ ウルスの維持費は、他のスーパーカーに比べると「日常使いしやすいSUV」として評価される一方で、依然として高額です。年間で約200万円以上の出費を想定する必要があります。ここではその内訳を詳しく見ていきましょう。

まず最も大きな固定費として挙げられるのが自動車税と重量税です。ウルスのエンジンは4.0LのV8ターボであるため、自動車税だけで年間およそ88,000円がかかります。加えて、車検時には重量税も発生し、これも数万円程度の出費になります。

次に任意保険料です。等級や年齢、使用頻度によって異なりますが、高性能車としての扱いになるため、年間で25万円から40万円程度になるケースが一般的です。

さらに無視できないのがガソリン代です。ウルスの燃費はリッター5〜7km程度。月に1,000km走行する場合、ハイオクガソリン代は月に4〜5万円近くになります。年換算すると50万円を超えることも珍しくありません。

また、オイル交換やタイヤ交換などの消耗品費用も高額です。オイル交換は1回あたり5万円〜10万円、タイヤは1本あたり10万円以上するモデルもあり、4本すべて交換するとそれだけで40万円以上かかることもあります。

そして2年ごとの車検費用は、整備内容によりますが40万円〜60万円が目安です。ディーラー車検を選ぶと、純正部品や専用テスター使用料も加わるため、さらに高額になる場合もあります。

このように、ウルスは実用性と高級感を兼ね備えたSUVである一方、ランニングコストは決して「普通」ではありません。購入前には、日常的な支出としてこれらのコストを想定しておく必要があります。

ウラカンの維持費の特徴

ランボルギーニ ウラカンの維持費の特徴

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ランボルギーニ ウラカンの維持費は、スーパーカーの中でも比較的“扱いやすい”部類に入りつつも、それでも年間150万円〜250万円前後の出費が見込まれます。これは一般的な乗用車の数倍にあたる金額です。

ウラカンはV10エンジンを搭載しており、その排気量やパワーに比例して、ガソリン代・税金・保険料・消耗品の交換費用がすべて高額になります。燃費は市街地走行でリッター3〜5km程度。月に1,000km走れば、ハイオク代だけで月4〜5万円近くになることもあります。

また、オイル交換は1回あたり5万円以上が目安で、年間に1〜2回行うことが推奨されます。タイヤ交換も定期的に必要で、ハイグリップタイヤ1本10万円以上することもあり、4本交換すればそれだけで40万円前後の出費です。

一方で、アヴェンタドールのようなV12モデルと比較すると、整備性や部品価格の面で多少優れていることもあり、**「ランボルギーニの中では維持しやすいモデル」**と捉えられることがあります。とはいえ、これはあくまで相対的な話であり、維持費が安いというわけではありません。

さらに、ウラカンは電子制御の装備も多く、定期的な診断チェックやアップデートも必要です。ディーラーでの車検や点検を選ぶと、1回のメンテナンスで50万円以上かかることもあります。

このように、ウラカンの維持費は高額ながらも、他のランボルギーニに比べて“バランスの取れた維持性”がある点が特徴です。日常使いを視野に入れたスーパーカーとして考えるなら、選択肢のひとつになり得るモデルです。

アヴェンタドールの維持費の傾向

ランボルギーニ アヴェンタドールの維持費の傾向

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ランボルギーニ アヴェンタドールの維持費は、同ブランドの中でも最も高額な部類に入ります。年間での維持費は250万円〜400万円にもなり、乗る頻度が増えるほど費用も上昇する傾向があります。

その背景には、搭載されているV12自然吸気エンジンの圧倒的なパワーと複雑な構造があります。エンジンオイルの交換は10〜12リットルを要し、1回の交換費用はおよそ10万円〜15万円が相場です。しかもハードに乗る場合は、5,000km未満での交換が推奨されることもあります。

また、タイヤ代は4本で40万円〜50万円以上、ブレーキパッドやローターの交換ともなると1回で100万円超えになるケースもあります。車検や法定点検も正規ディーラーで受けると60万円〜80万円程度が一般的で、必要に応じてそれ以上の整備費が発生することも珍しくありません。

さらに、燃費は非常に悪く、市街地での平均燃費はリッター3km前後。月に1,000km走るだけでガソリン代が6万円以上になることもあります。これに加えて、自動車税も排気量6.5Lに応じて年間111,000円以上がかかります。

アヴェンタドールはスーパーカーの中でも特に“非日常”を体現するモデルである一方、その維持には日常的な経済的余裕が必要です。見た目のインパクトや加速性能は圧倒的ですが、その代償としての維持費も“圧倒的”であることを理解しておくべきでしょう。購入だけでなく、長期的に維持できる環境があるかを慎重に考える必要があります。

レヴエルトの維持費は高いのか?

ランボルギーニ レヴエルトの維持費は高いのか?

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ランボルギーニ レヴエルトの維持費は、これまでのモデルと比べても高額になる可能性が高いです。というのも、レヴエルトはランボルギーニ初のプラグインハイブリッド(PHEV)を搭載したフラッグシップモデルであり、これまでのV12エンジンに加えて電動システムの管理も必要になるからです。

基本的な維持費としては、アヴェンタドールと同様に年間250万円〜400万円前後を想定しておくとよいでしょう。車両価格が6,000万円を超えることもあり、それに伴って保険料や消耗品費も跳ね上がる傾向があります。

たとえば、オイル交換1回で10万円〜15万円、タイヤ交換で4本40万円以上、車検は内容によっては100万円近くになることもあります。これらはガソリン車でも共通する部分ですが、レヴエルトにはさらにバッテリーメンテナンスや専用電装部品の点検といったPHEVならではの維持コストが加わります。

加えて、ガソリン代も完全には不要になりません。ハイブリッドとはいえV12エンジンを積んでいるため、ハイパワー走行を繰り返せば燃費はリッター3〜4km台になることもあり、月のガソリン代は3万〜5万円台に達します。

こうした背景から、レヴエルトは“次世代型”スーパーカーであると同時に、“次世代型の高コスト車”でもあります。電動化によって維持費が劇的に下がると期待するのはまだ早く、従来モデル以上の費用負担を覚悟する必要があるでしょう。

このように、レヴエルトは革新性と高性能を兼ね備えた一台ですが、その代わりとして維持面でも新しい課題に直面するモデルといえます。購入時には、単なる初期費用だけでなく、長期的な維持体制の整備も視野に入れておくことが不可欠です。

ガヤルドの維持費の目安

ランボルギーニ ガヤルドの維持費の目安

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ランボルギーニ ガヤルドの維持費は、年間で100万円〜200万円程度が目安になります。現行モデルではないとはいえ、依然としてスーパーカーとしての維持費の高さは健在です。年式や走行距離、整備履歴によっても差がありますが、安く済むというわけではありません。

まず固定費として発生するのが、自動車税(約88,000円)や保険料(年間20万〜30万円)です。これに加えて、ガソリン代は月3万〜5万円程度見込んでおくとよいでしょう。燃費は市街地でリッター4〜5km程度と、やはり燃料効率はよくありません。

ガヤルドは2003〜2013年に生産されたモデルであり、年式が古くなるにつれて故障リスクが高まる傾向があります。たとえば、オイル漏れやセンサー不良、クラッチの摩耗などがよく見られる不具合で、これらの修理には数十万円単位の費用がかかることもあります。

特に注意すべきなのがクラッチ交換で、Eギア(セミAT)搭載モデルではクラッチの摩耗が早く、5万km未満で交換が必要になるケースもあります。交換費用は部品代と工賃を合わせて50万〜80万円が相場です。

また、純正部品が手に入りにくくなっている点も維持費に影響します。部品の在庫が国内にない場合、取り寄せに時間と追加費用がかかることもあり、突発的なトラブルには柔軟に対応できる予算とスケジュールの余裕が求められます。

このように、ガヤルドは中古で手に入りやすくなったとはいえ、維持費の面では依然として「スーパーカーらしい出費」がつきまといます。購入価格が抑えられるからこそ、「維持できるかどうか」がより重要になるモデルといえるでしょう。

モデル別のオイル交換費用とは

ランボルギーニ モデル別のオイル交換費用とは

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ランボルギーニ各モデルのオイル交換費用は、車種ごとに大きく異なります。搭載されているエンジンのサイズやオイル容量、メンテナンスの難易度によって、価格に幅があるのが特徴です。

まず比較的維持しやすいとされるウラカンでは、1回のオイル交換費用は5万円〜8万円程度が目安です。必要なオイル量はおよそ10リットルで、純正オイルを使用すると価格はやや高めになります。作業自体は比較的シンプルで、専門ショップでも対応可能です。

次に、アヴェンタドールの場合、より大型のV12エンジンが搭載されており、オイル量も多く、工賃も高額です。そのため、オイル交換1回あたりの費用は10万円〜15万円程度になります。車体下部にアンダーカバーが多く使われているため、分解・組み立てに手間がかかることも影響しています。

さらに最新モデルであるレヴエルトでは、ハイブリッドシステムを含む構造上、オイル交換にも特別な対応が必要です。詳細な相場はまだ一般的に定着していませんが、15万円以上かかる可能性が高いと見られています。専用のメンテナンス体制が必要となるため、正規ディーラーでの対応が前提となる場合もあります。

一方、旧モデルのガヤルドも費用は安くはありません。1回あたり7万円〜10万円が標準的で、年式や整備環境によっては追加費用が発生することもあります。ガヤルドはEギア搭載モデルが多く、ミッションオイルの交換も併せて勧められるケースがあります。

このように、ランボルギーニのオイル交換費用はモデルによって違いが大きく、整備のしやすさやエンジン構造が費用に直結します。維持を検討する際は、モデルごとのメンテナンスコストをしっかり把握しておくことが大切です。

オイルフィルター交換の費用と時期

ランボルギーニ オイルフィルター交換の費用と時期

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ランボルギーニのオイルフィルター交換には、1回あたり1万円〜3万円程度の費用がかかります。これはパーツ代だけでなく、整備工場やディーラーでの作業工賃も含めた金額です。モデルによって部品価格や作業難易度が異なるため、費用には幅があります。

たとえば、ウラカンやガヤルドなどの比較的整備性の高いモデルでは、オイルフィルター本体が5,000円〜10,000円程度で入手可能です。ただし、ディーラーや専門店に依頼する場合は工賃が追加され、トータルで2万円を超えるケースもあります。アヴェンタドールやレヴエルトのような上位モデルでは、専用部品の価格が高くなるうえに作業時間もかかるため、3万円前後になることもあります。

交換の時期は、一般的にオイル交換のタイミングと同じく、5,000km〜7,000kmごと、または半年〜1年に1回が目安です。ランボルギーニは高回転・高出力エンジンを搭載しているため、オイルが汚れやすく、フィルターの劣化も早い傾向があります。特にスポーツ走行や短距離移動を繰り返す場合は、早めの交換が推奨されます。

また、オイルフィルターを交換せずに放置してしまうと、オイルの循環が悪くなり、エンジン内部の潤滑不良や異常摩耗を引き起こすリスクがあります。これが原因でトラブルが発生した場合、修理費は数十万円〜100万円単位に跳ね上がる可能性もあるため、決して軽視できないメンテナンス項目です。

このように、オイルフィルターの交換はコストをかけてでも定期的に行う価値があります。ランボルギーニのような高性能車を長く安心して乗るためには、小さな部品の交換こそが重要な投資だと考えるべきです。

ランボルギーニの維持費やオイル交換費用について総括

記事のポイントをまとめます。

年間維持費はおおよそ150万〜300万円が目安

月額換算では12万〜25万円前後の出費になる

オイル交換は1回あたり5万〜15万円ほどかかる

オイル交換の目安は5,000〜7,000kmまたは半年〜1年ごと

エンジンの負荷が高い使い方では3,000km程度でのオイル交換が望ましい

ウルスは年間維持費が200万円を超えるケースが多い

ウラカンは比較的維持費が抑えやすいが、それでも高額

アヴェンタドールは維持費・交換部品ともに最も高額

レヴエルトはPHEV構造のため新たな維持コストが加わる

ガヤルドは中古で手に入りやすいが故障リスクと部品価格が重い

自動車税は排気量により年88,000円〜111,000円前後

車検費用は30万〜100万円、整備内容で大きく変動する

ガソリン代は月3万〜6万円、燃費はリッター3〜5km程度

オイルフィルター交換は1〜3万円で、オイル交換と同時が一般的

維持費に見合う年収は最低でも1,500万円以上が理想とされる