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ハイラックスにキャノピーを装着することで、荷物の保護や防犯性が向上し、使い勝手が良くなる一方で、デメリットも存在します。キャノピーの取り付けによって積載の自由度が制限されることや、取り外しが簡単ではない点は、不便に感じる人もいるかもしれません。また、価格や工賃の面でも負担が大きくなることがあり、購入前にしっかり検討することが大切です。
ハイラックスのキャノピーには、かつて純正オプションとして販売されていたTRD製のモデルがありましたが、現在は生産終了しています。そのため、現在入手可能なキャノピーには社外品が多く、ARBやAEROKLASなどのメーカーからも販売されており、どのキャノピーを選ぶべきか迷っている人も多いでしょう。純正と同規格のものを探しているなら、AEROKLAS製が選択肢に入りますが、価格や機能面を重視するなら他の社外品を検討するのもおすすめです。
本記事では、ハイラックスのキャノピーに関するデメリットを詳しく解説し、価格や工賃、取り外しの難易度、使い勝手などのポイントを紹介します。キャノピーの導入を検討している方は、メリットとデメリットをしっかり理解し、自分の用途に合った選択をするための参考にしてください。
記事のポイント
- ハイラックスのキャノピーがもたらす利便性とデメリット
- 取り外しの難しさや工賃の相場についての具体的な情報
- 純正キャノピーと社外品の違いや価格の比較
- キャノピーの生産終了モデルや代替品の選び方
ハイラックスのキャノピーとは?デメリットや注意点を解説

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- ハイラックスのキャノピーとは?
- キャノピー装着で使い勝手はどう変わる?
- キャノピーは不便なのか?
- 取り外しは簡単?工賃はいくら?
- 車中泊には適しているのか?
- 雨漏りのリスクはある?対策方法を紹介
- 純正品と社外品はどちらがおすすめ?
- 価格は高い?コストを比較
ハイラックスのキャノピーとは?

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ハイラックスのキャノピーとは、荷台部分を覆うシェル型のカバーのことを指します。一般的に、アルミやFRP(繊維強化プラスチック)などの素材で作られ、荷物の保護や積載スペースの確保を目的としています。
ピックアップトラックであるハイラックスは、オープンな荷台が特徴ですが、キャノピーを取り付けることで密閉空間を作ることができます。これにより、雨風を防ぎつつ、荷物の盗難防止や防塵対策にもなるため、アウトドアや仕事用途での利用が増えています。
キャノピーには、かつてトヨタ純正オプションとして販売されていたTRD製のモデル(現在は販売終了)や、社外品のARB、maxlinerなどのメーカー製品があります。特に、TRDのキャノピーは現在流通していませんが、同じ規格で作られたAEROKLAS製のキャノピーが代替品として販売されています。また、窓付きやリアゲート開閉型など、さまざまなタイプが存在し、用途に応じて選ぶことができます。
このように、ハイラックスのキャノピーは、荷物の保護や機能性を高める重要な装備の一つです。ただし、デメリットもあるため、購入前に特徴をしっかりと理解しておくことが大切です。
キャノピー装着で使い勝手はどう変わる?

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キャノピーを装着することで、ハイラックスの使い勝手は大きく変わります。荷物の保護性能が向上する一方で、取り扱いの難しさや車両の特性に影響を与える点もあるため、用途に応じた検討が必要です。
まず、荷物の安全性が向上します。キャノピーによって荷台が密閉されるため、雨風やホコリの侵入を防ぐことができ、大切な荷物を保護できます。また、鍵付きのモデルを選べば、防犯対策にもなるため、アウトドア用品や工具などの貴重品を安心して収納できます。
次に、積載の自由度が変わる点も重要です。キャノピーを装着すると、荷台を覆うため、高さのある荷物を積む際に制限が生じます。特に、大型の家具やバイクなどを運搬する場合、キャノピーが邪魔になることもあります。一方で、キャノピーの種類によっては、リアゲートや側面の窓が開閉できる仕様もあり、使い勝手を考慮して選ぶことが可能です。
さらに、燃費や走行性能にも影響を与える場合があります。キャノピーの重量によって車両の重心が変わるため、加速性能が若干落ちたり、燃費がわずかに悪化することもあります。また、高さが増すことで風の抵抗を受けやすくなり、高速走行時に影響を及ぼす可能性があります。
一方で、車内の拡張性が広がるというメリットもあります。キャノピー内に棚や収納スペースを設けることで、整理しやすい荷台スペースを確保できます。また、キャンピング仕様のキャノピーを選べば、車中泊の快適性が向上し、アウトドアや長距離ドライブにも適した仕様にカスタマイズできます。
このように、キャノピーの装着は利便性を高める一方で、積載の制約や走行性能への影響があるため、自分の用途に合ったモデルを選ぶことが重要です。
キャノピーは不便なのか?

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キャノピーの装着によってハイラックスの利便性が向上する面もあれば、逆に不便に感じる点もあります。用途や使い方によって評価が分かれるため、事前にしっかりと検討することが大切です。
まず、積載の自由度が下がる点はデメリットの一つです。キャノピーを装着すると荷台が覆われるため、高さのある荷物や大型の家具、バイクなどの積載が難しくなります。開閉式のキャノピーを選んだとしても、荷物の積み下ろしに手間がかかることがあります。
また、取り外しが簡単ではないことも考慮すべきポイントです。キャノピーの多くはボルトや固定具でしっかりと取り付けられているため、頻繁に取り外す用途には向いていません。そのため、用途に応じてキャノピーを外したり付けたりしたい人にとっては不便に感じる可能性があります。
さらに、視界が制限される点も注意が必要です。キャノピーを装着するとリアウィンドウが狭くなり、バックミラーを通しての後方視界が悪くなります。特に、リアガラスのない完全密閉型のキャノピーの場合、バックカメラやデジタルインナーミラーがないと駐車時や後退時の安全性が低下する恐れがあります。
一方で、荷物の保護や防犯性の向上といったメリットもあります。キャノピーがあることで、雨や風、ホコリの侵入を防げるほか、盗難防止にも役立ちます。そのため、荷台を頻繁に使用する人や長距離移動をする人にとっては、むしろ便利な装備になるでしょう。
このように、ハイラックスのキャノピーは用途によって利便性が大きく変わります。荷物の保護を優先するなら便利ですが、積載の自由度や取り扱いのしやすさを求める場合には、不便に感じることもあるため、ライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。
取り外しは簡単?工賃はいくら?

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キャノピーの取り外しは可能ですが、決して「簡単」とはいえません。キャノピーは荷台にしっかりと固定されているため、取り外すには工具を使った作業が必要です。
多くのキャノピーはボルトやクランプで固定されているため、自分で取り外すことも不可能ではありません。ただし、キャノピー自体が大きく重いため、一人での作業は難しく、二人以上で行うのが安全です。また、取り外した後の保管場所も確保しておく必要があります。キャノピーは屋外に放置すると劣化しやすく、雨や直射日光によるダメージを受けるため、適切な保管スペースが必要です。
もしディーラーや専門店で取り外しを依頼する場合、工賃はおおよそ1万円~5万円程度が相場です。ただし、キャノピーの種類や取り付け方法によって価格は変動します。例えば、電装品と連動しているキャノピーや、特別な固定方法を採用しているものは、配線処理などの作業が発生するため工賃が高くなる傾向があります。
また、取り外し後に再度取り付ける場合も費用がかかる点には注意が必要です。再取り付け時の工賃も同じくらいの価格帯であり、繰り返しの脱着を考えている場合はコスト面も考慮する必要があります。
そのため、キャノピーの取り外しを検討する際は、どのくらいの頻度で取り外すのか、DIYで対応できるか、専門店に依頼するべきかを事前に考えておくことが大切です。頻繁に脱着する可能性があるなら、クイックリリースタイプのキャノピーを選ぶのも一つの方法です。
車中泊には適しているのか?

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キャノピーは車中泊に適しているかどうかは、使い方次第です。荷台を密閉し、風雨を防ぐことができるため、ある程度の快適性は確保できます。しかし、完全に車中泊向けとは言い切れない点もあります。
まず、荷台の広さについて考えると、ハイラックスの荷台は十分なスペースがあり、キャノピーを装着することでキャンピングカーのような空間を確保することが可能です。特に、フルフラットにするためのベッドキットやマットを利用すれば、横になって快適に眠ることもできます。また、キャノピーがあることで雨風を防げるため、テント泊よりも快適です。
一方で、車中泊向けに最適化されていないデメリットもあります。例えば、キャノピーは基本的に荷物の保護を目的として設計されているため、換気性が悪いものが多いです。特に夏場は蒸し暑くなりやすく、適切な換気対策をしないと寝苦しさを感じる可能性があります。
また、断熱性能にも注意が必要です。キャノピー自体には断熱機能がないものが多く、外気温の影響を受けやすいため、冬場は冷え込み、夏場は熱がこもりやすくなります。そのため、断熱材を追加したり、窓にシェードを取り付けるなどの対策が求められます。
さらに、キャノピーの形状や仕様によっては、車中泊に向いていないものもあるため、車中泊をメインに考える場合は、ウィンドウ付きやベンチレーション機能のあるキャノピーを選ぶと良いでしょう。ARBやTRDのキャノピーの中には、開閉式のウィンドウを備えたモデルもあるため、快適性を向上させたい場合には検討する価値があります。
総合的に見ると、キャノピーは工夫次第で車中泊に活用できるものの、最適な環境を整えるには追加の対策が必要です。換気や断熱を考慮し、適切な装備を整えることで、快適な車中泊スペースを作ることができるでしょう。
雨漏りのリスクはある?対策方法を紹介

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ハイラックスのキャノピーには雨漏りのリスクがあります。特に長期間使用していると、接合部や窓枠から水が浸入し、荷台内の荷物が濡れる原因になります。雨漏りが発生すると、カビやサビの要因にもなるため、早めの対策が必要です。
主な原因は、取り付け時の密閉不足、シーリング材やゴムパッキンの劣化、キャノピーの構造的な問題です。DIY装着では固定が不十分になりがちで、隙間が生じることがあります。また、シーリング材は時間とともに劣化し、防水性能が低下します。一部のキャノピーでは雨水の流れが考慮されておらず、特定の箇所に水が溜まりやすいこともあります。
雨漏りを防ぐには、まず正確に取り付けることが重要です。ボルトやクランプをしっかり固定し、接合部にシーリング材を追加して密閉性を高めましょう。DIYが不安な場合は専門業者に依頼するのが安心です。プロによる取り付けで、雨漏りのリスクを大幅に減らせます。
また、定期的なメンテナンスも欠かせません。接合部や窓枠のゴムパッキンを点検し、劣化があれば交換しましょう。シリコンシーラントを追加することで簡単に補強できます。さらに、防水スプレーを活用することで、より長持ちさせることが可能です。
水が溜まりやすい箇所には、小さな排水穴を設けることで滞留を防げます。ただし、穴を開ける場所を誤ると逆効果になるため、慎重に判断する必要があります。
キャノピーの雨漏りは、適切な取り付けとメンテナンスで防ぐことが可能です。専門業者に依頼し、定期的にゴムパッキンやシーリング材の状態をチェックすることで、長く快適に使用できます。
純正品と社外品はどちらがおすすめ?

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ハイラックスのキャノピーには、トヨタ純正品と社外メーカー製のものがあります。それぞれに特徴があり、用途や予算によって適した選択肢が変わります。
純正キャノピーの最大のメリットは、車両とのフィット感が高いことです。トヨタが設計しているため、ボディとの一体感があり、風切り音や雨漏りのリスクが抑えられます。また、塗装やデザインもハイラックスに合わせて作られているため、見た目に違和感がありません。さらに、メーカー保証があるため、長期間の使用においても安心です。
一方で、純正キャノピーは価格が高めで、選べるデザインや機能に限りがある点がデメリットです。荷室のアレンジを重視する人にとっては、選択肢が限られることもあります。
社外品キャノピーの魅力は、価格が比較的リーズナブルで、バリエーションが豊富なことです。ARBやmaxlinerなどのブランド製品は、耐久性やデザイン性に優れたものも多く、用途に合わせて選べます。また、ウィンドウ形状やルーフラックの有無など、自分のニーズに合った仕様を選べるのも魅力です。
ただし、社外品は純正品と比べてフィット感が劣る場合があり、取り付けが甘いと隙間ができることもあります。また、メーカー保証がない場合が多く、不具合が出た際にサポートを受けにくい点には注意が必要です。
どちらがおすすめかは、求める要素によって異なります。フィット感や品質の安定性を重視するなら純正キャノピーが適しています。コストやカスタマイズ性を優先するなら社外品の選択肢も魅力的です。どちらを選ぶにしても、取り付けは専門業者に依頼すると、トラブルを防ぎやすくなります。
価格は高い?コストを比較

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ハイラックスのキャノピーは、純正品と社外品で価格に大きな違いがあります。購入を検討する際には、それぞれの特徴を把握し、コストパフォーマンスを考慮することが重要です。
まず、純正キャノピーの価格は一般的に高めです。新品で購入すると、おおよそ30万円〜50万円程度になることが多く、モデルや仕様によってはさらに高額になる場合もあります。純正品のメリットは、車両とのフィット感が良く、トヨタの品質基準をクリアしている点です。また、メーカー保証が付くため、長期間の使用でも安心感があります。
一方、社外品のキャノピーは価格が幅広く、15万円〜40万円程度のものが主流です。特にARBやTRDなどの有名ブランドの製品は、高品質ながら純正品より安価なものも多く、コストを抑えつつ機能性を向上させたい人に向いています。ただし、安価な社外品の中には、取り付け精度が低いものや、防水性に問題があるものもあるため、選ぶ際には注意が必要です。
また、キャノピーを中古で購入するという選択肢もあります。中古品であれば、5万円〜20万円程度で手に入ることもあり、新品に比べて大幅にコストを抑えられます。ただし、使用状況によってはシーリングの劣化やキズがある場合もあるため、状態をしっかり確認することが重要です。
価格だけでなく、取り付け費用も考慮する必要があります。DIYで装着できるものもありますが、専門業者に依頼すると工賃が1万円~5万円ほどかかることが一般的です。特に防水処理や固定の精度を求める場合は、プロに任せる方が安心でしょう。
キャノピーの価格は決して安くはありませんが、用途や求める機能に応じて適切な選択をすることで、コストを抑えつつ快適な使い勝手を実現できます。価格だけでなく、耐久性や取り付けの精度も考慮し、最適なキャノピーを選ぶことが大切です。
ハイラックスのキャノピーとは?デメリットや選び方

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- キャノピーの中古は買うべき?選び方のポイント
- キャノピーの生産終了モデルはある?
- TRDやARBの特徴とは?
- ハイラックスでキャンパー仕様は可能か?
- ハイラックスの主なスペック
- ハイラックスが買えない理由
キャノピーの中古は買うべき?選び方のポイント

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中古のキャノピーは、新品に比べて安価で手に入るため、コストを抑えたい人には魅力的な選択肢です。ただし、状態によっては使い勝手が悪くなったり、追加の修理費用がかかったりすることもあるため、購入前に慎重にチェックする必要があります。
まず、中古キャノピーの価格は5万円〜20万円程度が相場です。新品の半額以下で購入できることもあり、予算を抑えたい人にはメリットがあります。
しかし、価格だけで判断するのは危険です。年式や使用状況によっては、シーリング材やゴムパッキンの劣化、外装のキズ、雨漏りのリスクがあるため、状態をしっかり確認しましょう。
選び方のポイントとして、まず「フィッティングの適合」を確認することが重要です。キャノピーは車種ごとに設計されているため、同じハイラックスでも型式が異なると適合しない場合があります。特に社外品の中古キャノピーを購入する際は、取り付け方法やボディとの隙間が発生しないかをチェックしましょう。
次に「防水性能の確認」が欠かせません。キャノピーの接合部や窓枠のゴムパッキンに劣化がないかを見て、ひび割れや剥がれがある場合は修理が必要になる可能性があります。また、過去に雨漏りの形跡があるかどうかもチェックすることが重要です。
「開閉部の状態」も見逃せません。特に、リアゲートやサイドウィンドウの開閉がスムーズかどうか、ロック機構が正常に作動するかを確認しましょう。キャノピーのロックが壊れていると、荷物の盗難リスクが高まるため注意が必要です。
また、中古品を購入する際は「販売元の信頼性」も大切です。個人売買の場合、細かい保証がないためリスクが伴います。できるだけ専門店や中古パーツショップを利用し、返品や補償の有無を確認しておくと安心です。
キャノピーの生産終了モデルはある?

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ハイラックス用キャノピーには、すでに生産が終了しているモデルがあります。特に純正ディーラーオプションとして販売されていたTRD製キャノピーは、2017年12月に発売されたものの、2023年5月に販売終了となりました。このモデルはトヨタ純正パーツとして設計されており、車両とのフィット感やデザインの統一感に優れていたため、現在でも探している人が多い商品です。
しかし、TRDモデルが手に入らなくなった一方で、同じ規格の商品がAEROKLAS(エアロクラス)社から販売されています。AEROKLAS社はハイラックス用キャノピーを製造するメーカーで、TRDキャノピーとほぼ同一の形状・仕様の商品を提供しています。オートプロズでは、このAEROKLAS製キャノピーを正規輸入品として販売しており、国内流通数が少ないレアなアイテムとなっています。
AEROKLAS製キャノピーは、基本的な構造や取り付け方法はTRDモデルと同じですが、一部仕様が異なります。例えば、AEROKLASのロゴが入っていたり、窓の形状が若干異なるといった違いがありますが、車両とのフィット感はほぼ同じです。
また、セキュリティ面でもAEROKLAS製キャノピーは優れています。全ての窓がポップアップ式でロック機能を備えており、テールゲートとキャノピーを施錠することで荷台の安全性を高めることができます。さらに、取り付けも簡単で、ボディに穴を開ける必要がなく、クランプで固定するだけで装着可能です。そのため、車両へのダメージを最小限に抑えながら、キャノピーを装着できる点も魅力的です。
生産終了モデルを探している場合は、こうした代替品の存在を知っておくと選択肢が広がります。TRD製キャノピーと同じ規格のものを求めるなら、AEROKLAS製キャノピーを検討するのも良いでしょう。販売数が限られているため、興味がある場合は早めにオートプロズ公式ONLINE SHOPでの確認をおすすめします。
TRDやARBの特徴とは?

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ハイラックスのキャノピーには、さまざまなメーカーの製品がありますが、その中でもTRDとARBは特に人気があります。それぞれ特徴が異なり、用途やデザインの好みによって選ぶべき製品が変わります。
TRDのキャノピーは、トヨタのグループ会社であるトヨタカスタマジング&ディベロップメント(旧TRD)が販売していた純正キャノピーです。車両とのフィット感が非常に高く、デザインもハイラックスに自然に馴染むため、一体感のある外観が特徴です。
また、メーカー純正パーツとして販売されていたため、品質や耐久性が保証されており、風切り音や雨漏りのリスクが低いこともメリットです。しかし、2023年5月に販売が終了しており、新品の入手は困難です。現在は、AEROKLAS社が同じ規格で製造した製品がTRDの代替として流通しています。
ARBのキャノピーは、オフロード向けのパーツを多く手がけるオーストラリアのメーカーが製造しており、耐久性や実用性に優れています。特に、オフロード走行やアウトドア用途を意識した設計がされており、強固なボディ構造やオプションの多さが特徴です。
運転席との間に開閉可能なウィンドウがあるモデルもあり、換気や荷物の出し入れがしやすくなっています。また、表面加工の種類が選べるため、見た目のカスタマイズが可能な点も魅力です。
どちらのキャノピーも優れた性能を持っていますが、TRDは純正品としてのフィット感や信頼性を重視する人向け、ARBはアウトドア用途やオフロード走行を考慮した頑丈な作りを求める人向けの製品といえます。それぞれの特徴を理解し、自分の使用目的に合ったキャノピーを選ぶことが重要です。
ハイラックスでキャンパー仕様は可能か?

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ハイラックスは、その高い耐久性と積載力からキャンピングカー仕様にするのに適した車両として人気があります。特にアウトドアやオフロード走行を楽しむ人にとっては、タフな走りと広い荷台を活用できる点が魅力です。
ハイラックスをキャンパー仕様にする方法はいくつかありますが、主にトラックベッドキャンパーを装着するか、ルーフトップテントを設置するスタイルが一般的です。トラックベッドキャンパーは、荷台部分を居住空間に変えるもので、本格的なキャンピングカーのように使えるのが特徴です。一方、ルーフトップテントは車両の屋根に取り付けるタイプで、荷台のスペースをそのまま活用できるため、荷物を多く積みたい人に向いています。
キャンパー仕様にするためのアクセサリーも豊富にあり、ルーフトップテントやポップアップルーフ、収納ボックス、スライド式キッチンユニットなどが人気です。さらに、長時間の車中泊や電源確保のためにポータブル電源やソーラーパネルを設置する人も増えています。
キャンピング仕様のハイラックスを購入したい場合は、専門のカスタムショップで新車・中古車を探すのが一般的で、カスタム内容にもよりますが価格は500万円以上になることが多いです。また、購入前に試したい場合は、ハイラックスキャンパーをレンタルできるサービスもあるため、実際の使い勝手を確認するのも良い方法です。
実際にハイラックスをキャンパーとして使用している人の口コミを見ると、オフロード性能の高さや悪路でも安心して移動できる点が評価されています。ただし、装備を積みすぎると車両重量が増し、燃費が悪化することもあるため、バランスを考えたカスタムが重要です。
長距離の旅を想定する場合は、リフトアップや強化サスペンションのカスタムを施すと、走行時の安定性が向上します。ハイラックスはそのままでもアウトドアに強い車両ですが、カスタムやアクセサリーを活用することで、より快適なキャンプ仕様にすることが可能です。自分のスタイルに合わせてカスタマイズし、アウトドアライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ハイラックスの主なスペック

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以下に、トヨタ・ハイラックス(現行モデル・8代目)の主なスペックを表にまとめました。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
モデル | 8代目(GUN125型) |
全長 | 5,325 mm |
全幅 | 1,900 mm |
全高 | 1,815 mm |
ホイールベース | 3,085 mm |
最低地上高 | 215 mm |
車両重量 | 約2,090~2,120 kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン | 2.4L 直列4気筒ディーゼルターボ (2GD-FTV) |
最高出力 | 150PS(110kW)/3,400rpm |
最大トルク | 400N·m(40.8kgf·m)/1,600-2,000rpm |
駆動方式 | パートタイム4WD |
トランスミッション | 6速AT |
燃料タンク容量 | 80L |
燃費(WLTCモード) | 約11.7 km/L |
荷台サイズ(長さ×幅×高さ) | 1,560mm × 1,645mm × 480mm |
最大積載量 | 500kg |
サスペンション(前) | ダブルウィッシュボーン |
サスペンション(後) | リーフリジッド |
最小回転半径 | 6.4m |
価格帯(新車・販売停止前) | 約400万円~450万円 |
このスペックは日本仕様のハイラックス(Zグレード・Xグレード)を基準にしています。販売停止中ではありますが、中古市場ではこのスペックのモデルが流通しています。
※ トヨタ公式サイトより引用
ハイラックスが買えない理由

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現在、日本国内でトヨタ・ハイラックスを購入することができない主な理由は、生産休止と新車の注文停止 にあります。
2024年2月、ハイラックスに搭載される ディーゼルエンジンの認証不正問題 が発覚し、生産が停止されました。これは、トヨタグループの豊田自動織機がエンジンの性能試験データを不正に処理していた問題によるもので、ハイラックスだけでなく、同じディーゼルエンジンを搭載する車種にも影響を与えています。
その後、2024年10月23日には、トヨタから正式に「ハイラックスの生産を当面の間休止する」との発表がありました。これに伴い、日本国内での 新車注文も完全にストップ している状況です。トヨタは「生産再開の目処が立ち次第、改めて案内する」としていますが、具体的な時期は公表されておらず、再開の見通しは不透明 です。
また、ハイラックスの生産停止によって、中古市場にも影響が出ています。新車が供給されないため、中古車の在庫が減少し、価格が高騰 している傾向があります。特に、人気グレードの「Z」や特別仕様車は、通常よりも高額で取引されていることが多いです。
このように、現在ハイラックスが買えない理由は、ディーゼルエンジンの不正問題による生産停止、注文受付の中止、そして中古市場の価格高騰 によるものです。ハイラックスの購入を検討している人は、今後のトヨタの発表や市場の動向を注意深く見守る必要があります。
ハイラックス キャノピーのデメリットを総括
記事のポイントをまとめます。
キャノピー装着で荷台の積載高さが制限される
取り外しが簡単ではなく、頻繁な脱着には不向き
後方視界が狭くなり、駐車やバック時の視認性が低下する
重量増加により燃費が悪化する可能性がある
高速走行時に風の抵抗を受けやすくなる
取り付けが不完全だと雨漏りのリスクがある
経年劣化によるシーリング材のひび割れが発生しやすい
DIY取り付けでは密閉性が不十分になることがある
価格が高めで、純正品は特にコストがかかる
キャノピー内部の換気が不十分で夏場は蒸し暑くなりやすい
断熱性能が低く、冬場の冷え込みや夏場の熱こもりが問題になる
キャノピーの種類によっては開閉の利便性に差がある
中古キャノピーは状態によって雨漏りや劣化のリスクがある
取り付け工賃がかかるため、総費用が高くなりがち
ハイラックスの走行特性に影響を与えることがある