ハリアーは雪道やキャンプに強い、積載と収納の工夫でもっと快適に

ハリアーは雪道やキャンプに強い、積載と収納の工夫でもっと快適に

TOYOTAハリアー公式

SUVの中でも人気の高いトヨタ・ハリアーは、その都会的なデザインと快適な乗り心地だけでなく、雪道やキャンプといったアウトドアシーンにも適応できる多用途なモデルとして注目されています。

この記事では、冬の路面状況に対する雪道での走行性能と安全性をはじめ、2WDと4WDの違いと雪道での影響、さらにハイブリッド車に採用されているe-Four搭載モデルの走破性と口コミについても詳しく解説します。

一方で、キャンプ用途ではキャンプ道具の積載を工夫するポイントや、4人家族のファミリーにおすすめの収納術を紹介し、限られたスペースを有効活用するヒントを提供。車中泊を快適にする荷室のフルフラット化、ルーフキャリアやヒッチキャリアの活用例なども具体的に説明します。

さらに、80系・60系ハリアーのキャンプ性能を比較し、カスタムで広がるアウトドア仕様の楽しみ方も取り上げ、ハリアーで雪道やキャンプをもっと楽しむための情報をお届けします。

記事のポイント

  • ハリアーの雪道における走行性能と駆動方式の違い
  • キャンプ時の積載や収納の工夫と装備の活用方法
  • e-Four搭載モデルの特徴とユーザーの口コミ評価
  • 60系・80系ハリアーのキャンプ向きポイントの違い

ハリアーは雪道やキャンプでも頼れるSUV

ハリアーは雪道でもキャンプでも頼れるSUV

TOYOTAハリアー公式

  • 雪道での走行性能と安全性
  • 2WDと4WDの違いと雪道での影響
  • e-Four搭載モデルの走破性と口コミ
  • 雪道モードやパワーモードの使い方
  • ノーマルタイヤでの雪道走行は危険?
  • RAV4と比較した雪上性能の違い

雪道での走行性能と安全性

ハリアーの雪道での走行性能と安全性

ラグジュアリーモーターズ・イメージ

ハリアーは、雪道での走行性能においても高い評価を得ているSUVの一つです。その理由は、車体の安定性と滑りやすい路面への対応力にあります。

特に近年のモデルでは、重心を低く設計しつつも十分な最低地上高(約190~195mm)を確保しており、雪が積もった道でも車体の底を擦る心配が少なくなっています。これにより、都市部の除雪が行き届いた道から、多少積雪のある郊外の道路まで、幅広い場面で安定した走行が可能です。

加えて、ハリアーには最新の運転支援機能が搭載されており、これが安全性をさらに高めています。例えば、滑りやすい路面での発進をサポートするトラクションコントロールや、車線逸脱警報、衝突回避支援などが装備されているため、運転中のヒューマンエラーをカバーしてくれます。

とはいえ、ハリアーがどれほど性能の良いSUVであっても、過信は禁物です。雪道では急発進・急ブレーキ・急ハンドルを避けることが基本であり、運転技術とのバランスが求められます。たとえば、登り坂でアクセルを踏みすぎるとスリップの原因になりますし、下り坂ではブレーキを小刻みに使わないと制御が効かなくなる場合があります。

また、タイヤの選択も非常に重要です。ノーマルタイヤのままで雪道を走るのは非常に危険で、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤへの交換は必須です。雪道での安全性は、車両性能と装備、そしてドライバーの判断力が合わさって初めて成り立つものです。ハリアーのポテンシャルを最大限に引き出すためにも、しっかりとした準備と知識をもって走行することが大切です。

2WDと4WDの違いと雪道での影響

ハリアーの2WDと4WDの違いと雪道での影響

ラグジュアリーモーターズ・イメージ

ハリアーには2WD(前輪駆動)と4WD(四輪駆動)の設定があり、雪道走行においてはこの駆動方式の違いが大きな影響を及ぼします。まず、2WDは燃費に優れており、都市部での普段使いに最適です。しかし、雪が降る地域や凍結路が多いエリアでは、その限界も見えてきます。

雪道では、駆動輪が1つの軸に集中している2WD車は、滑りやすい条件下で発進や登坂に不利です。特にフロントヘビーなFF(前輪駆動)車は、登り坂で前輪が空転してしまう場面が多く見られます。スタッドレスタイヤを装着していても、雪が深かったり凍結路面が続くと、スリップして前進できないケースもあります。

これに対し、4WDは前後輪にバランスよくトルクを分配できるため、滑りやすい路面でも安定した走行が可能です。特に雪道では、4輪すべてが駆動することで、スリップのリスクが大幅に軽減され、登坂や発進時の安定感が圧倒的に向上します。

とはいえ、4WDにもデメリットは存在します。例えば、燃費が2WDに比べて若干劣る点や、本体価格・維持費がやや高めであることが挙げられます。また、機械的な仕組みが複雑になる分、故障時の修理費用も高くつく可能性があります。

このように、2WDと4WDの選択は、日常の使い方や居住地域の気候条件に大きく左右されます。雪道を頻繁に走る予定があるなら、迷わず4WDを選ぶのが賢明です。特にハリアーの4WDモデルは雪道に強く、都市型SUVでありながらも高い走破性を誇る一台と言えるでしょう。

e-Four搭載モデルの走破性と口コミ

ハリアーのe-Four搭載モデルの走破性と口コミ

ラグジュアリーモーターズ・イメージ

トヨタが開発した「e-Four」は、ハイブリッド車専用の電子制御4WDシステムで、ハリアーの走破性を大きく高める要因となっています。e-Fourはエンジンによって前輪を、電動モーターで後輪を駆動することで、雪道や滑りやすい路面でも理想的なトラクションを確保します。

このシステムの大きな特徴は、状況に応じて後輪駆動の出力を自動で調整できる点です。例えば、通常走行では前輪駆動で燃費を重視し、雪道や急な坂道などでグリップ力が必要になると、即座に後輪にも駆動力を配分します。これにより、ドライバーは特に意識することなく、安定した走行が可能となるのです。

実際にe-Fourを搭載したハリアーの口コミを見てみると、「雪が積もった坂道でも難なく登れた」「凍結した交差点でスリップしなかった」など、積雪地帯での走行に満足している声が多く見られます。一方で、「後輪の介入がやや遅く感じる」という意見も一部にはあるものの、全体としては高評価が目立ちます。

ただし、注意点としては、e-Fourが常時4WDではないこと。急激なグリップ変化に対しては、機械式4WDほどの即応性が期待できない場面もあるため、過信は禁物です。また、バッテリー残量や車両状態によっては後輪への駆動力が制限されることもあります。

このように、e-Four搭載モデルは普段使いと雪道の両立を目指すユーザーに最適です。高い燃費性能と安心感のある走行安定性を兼ね備え、都市部から積雪地域まで幅広く対応できる一台といえるでしょう。

雪道モードやパワーモードの使い方

ハリアーの雪道モードやパワーモードの使い方

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ハリアーには、「雪道モード」や「パワーモード」といったドライブモードが用意されており、路面状況や走行シーンに応じた切り替えが可能です。これらのモードを正しく使い分けることで、安全性と快適性の両立が図れます。

まず「雪道モード」は、その名の通り雪や氷など滑りやすい路面に対応するための制御が施されています。このモードにすると、アクセル操作に対する出力が穏やかになり、トラクションコントロールやブレーキ制御が細かく調整されることで、スリップしにくい走行が可能になります。急加速や急ハンドルを防ぐ効果があるため、運転に自信のない方にも安心感を与えてくれます。

一方で「パワーモード」は、主に加速力を高めたい場面で有効です。エンジンやモーターの出力が一時的に強化され、レスポンスの良い走りが実現します。ただし、このモードは雪道では使い方に注意が必要です。アクセルに対する反応が敏感になるため、滑りやすい路面で使用するとスリップや制御不能に陥るリスクが高まります。

つまり、雪道では「雪道モード」を基本とし、状況に応じて「ノーマル」や「エコ」モードに切り替えるのがベストです。パワーモードはあくまで乾燥路や登坂路など、確実なグリップが得られる環境下で活用するべきでしょう。

このように、モードを適切に使い分けることで、ハリアーの走行性能を最大限に活かすことが可能です。ドライバー自身が路面状況をしっかり把握し、適切な判断でモードを選ぶことが、安全なドライブへの第一歩となります。

ノーマルタイヤでの雪道走行は危険?

ハリアーのノーマルタイヤでの雪道走行は危険?

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ノーマルタイヤで雪道を走行することは、非常に危険です。雪道はアスファルトとは異なり、タイヤが地面をしっかりと捉えることができません。

そのため、ノーマルタイヤのままで走行を続けると、制動距離が大幅に延びたり、スリップして車両がコントロール不能になるリスクが高くなります。特にハリアーのような重量のあるSUVでは、車体が滑り出すと止めるのがより困難になります。

実際に雪道を走るときには、スタッドレスタイヤやチェーンの装着が基本です。スタッドレスタイヤは低温下でも硬くなりにくいゴム素材を使い、表面に刻まれた細かい溝が雪や氷をしっかりと掴みます。

一方、ノーマルタイヤは乾いた路面や雨天時の走行に最適化されており、低温時には硬化し、グリップ力が著しく低下します。これにより、発進すらままならない状況も珍しくありません。

加えて、万が一スリップ事故を起こした場合、相手車両や歩行者を巻き込む重大事故に発展する恐れもあります。仮に自損事故だったとしても、車両の修理費や保険料の増額など、経済的な負担は少なくありません。

このようなリスクを避けるためにも、雪が降る地域や冬にドライブを予定している場合は、早めのタイヤ交換が重要です。また、都市部での「うっすら積もった雪」でも油断は禁物で、ブラックアイスバーンのように一見乾いているように見える路面が、実は凍っていることもあります。

さらに注意したいのは、ハリアーのような4WDモデルであっても、ノーマルタイヤでは雪道の性能は大きく向上しないという点です。駆動力はあっても、地面をしっかり掴めなければ意味がありません。4WDは発進時や登坂では効果を発揮しますが、滑りやすい下り坂やカーブでは、グリップ力が重要となります。

雪道を安全に走行するには、車両性能よりもまずは適切なタイヤ選びから。これを怠ると、いかに性能の高いSUVであっても、その安全性を発揮することはできません。

RAV4と比較した雪上性能の違い

RAV4とハリアーを比較した雪上性能の違い

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RAV4とハリアーは、どちらもトヨタの人気SUVですが、雪上性能においてはいくつかの明確な違いがあります。両モデルとも4WDの設定があり、一定の雪道対応力を持っていますが、設計コンセプトの違いからその特性に差が生まれています。

RAV4は「本格アウトドアSUV」として開発されており、オフロードや雪道を含む悪路での走行性能を重視した設計がなされています。

特に「ダイナミックトルクベクタリングAWD」など、地形に応じてトルク配分を最適化する技術を搭載しており、滑りやすい雪道やアイスバーンでも高い走破性を発揮します。加えて、最低地上高も高く、深雪でも車体が埋まりにくいというメリットがあります。

一方で、ハリアーは「都会派SUV」としての位置付けが強く、オンロードでの快適性や静粛性を重視して設計されています。そのため、雪道にも対応できる装備は備えていますが、RAV4ほどのオフロード対応力はありません。

ハイブリッド車に搭載されるe-Fourシステムは、基本はFFで走行し、必要に応じて後輪を駆動するという仕組みのため、滑りやすい環境では一瞬のタイムラグが生じる場合があります。

また、車両の重量配分やタイヤサイズの違いも、雪道性能に影響します。RAV4のほうがややワイドなタイヤを装備しているケースが多く、グリップ力の面で優れていることがあります。一方で、ハリアーの静かで安定した乗り心地は、除雪された道路や短距離移動においては非常に快適です。

このように、雪道性能の観点から比較すると、RAV4はより雪道に特化したSUVであり、ハリアーはあくまで快適性や高級感を重視したモデルという違いがあります。どちらが適しているかは、ユーザーのライフスタイルや走行エリアによって選ぶと良いでしょう。

ハリアーで楽しむ雪道ドライブとキャンプライフ

ハリアーで楽しむ雪道ドライブとキャンプライフ

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  • キャンプ道具の積載を工夫するポイント
  • 4人家族のファミリーにおすすめの収納術
  • 車中泊を快適にする荷室のフルフラット化
  • ルーフキャリアやヒッチキャリアの活用例
  • 80系・60系ハリアーのキャンプ性能を比較
  • カスタムで広がるアウトドア仕様の楽しみ方

キャンプ道具の積載を工夫するポイント

ハリアーのキャンプ道具の積載を工夫するポイント

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ハリアーでキャンプに行く際には、積載の工夫が重要です。特に4人家族でキャンプとなると、テントやシュラフ、調理器具など荷物はかなりのボリュームになります。そのため、車内空間を効率的に使い、必要な道具を無理なく収納するためのポイントを押さえることが必要です。

まず活用したいのが、ラゲッジスペースの「奥行きと高さ」です。ハリアーは床面がフラットで荷物を並べやすい設計となっていますが、その分積み方によってはデッドスペースができやすくなります。高さをうまく使うためには、スタッキングできる収納ボックスや、折りたたみ可能なラックを用いると良いでしょう。これにより、空間を無駄なく活用できます。

また、キャンプ道具は「よく使うもの」「あまり使わないもの」を分けて積載するのがコツです。たとえば、到着してすぐに使うグラウンドシートやランタンは手前に、夜に使うシュラフや調理器具は奥に積むようにすると、出し入れがスムーズになります。

ルーフキャリアやヒッチキャリアの導入も検討する価値があります。ハリアーのデザイン性を損なわずに装着できる後付けアイテムも豊富にあるため、スタイルを保ちつつ積載力を向上させることが可能です。ヒッチキャリアは、テントやタープなど大型のアイテムを積むのに非常に有効で、特に冬キャンプではストーブなどかさばる道具を積む余裕が生まれます。

さらに、車内上部を利用する「ルーフネット」もおすすめのアイテムです。軽量な毛布やシュラフカバーなど、柔らかくてかさばるものをネットに収納すれば、足元のスペースが確保できます。

積載時には、荷物の重さにも注意が必要です。重い荷物はなるべく車体中央・下部に積むことで、走行中の安定性が保たれます。これにより、高速走行時やカーブでのふらつきを防ぎ、安全性も向上します。

このように、ハリアーでのキャンプ道具の積載は、ちょっとした工夫の積み重ねが快適な旅につながります。空間を上手に使いながら、自分なりの積載スタイルを確立してみてください。

4人家族のファミリーにおすすめの収納術

4人家族のファミリーにおすすめのハリアーの収納術

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4人家族でキャンプに出かける場合、車内の収納力を最大限に活かす工夫が求められます。ハリアーは広めの室内空間を持つSUVですが、ファミリーキャンプではどうしても荷物が多くなりがちです。限られたスペースで快適に移動し、現地でもスムーズに過ごすためには、収納術が大きなカギとなります。

まず基本として、荷物の「仕分け」が重要です。人数が増えるほど、同じ種類のアイテムが複数になるため、誰が何を使うかを明確にしておかないと、現地で探し物が増えてしまいます。衣類・調理器具・寝具・食材など、ジャンル別に収納ボックスを分けておくと、出し入れが一気に楽になります。

次に活用したいのが「座席スペースの有効活用」です。後部座席の足元やシートの間にも、スリムなボックスや柔らかいバッグを配置できます。例えば、子ども用の衣類やタオルなどは、圧縮袋に入れてクッション代わりに座席に置いておくと、スペースを無駄なく使えます。

また、ハッチバック部の整理には「収納棚」や「引き出しタイプのケース」が便利です。2段、3段と積み上げることで上下空間を活用でき、物を重ねすぎて崩れる心配もありません。頻繁に使うランタンや調味料などは、引き出しの手前に置いておくと取り出しもスムーズです。

車外に積む工夫としては、ヒッチキャリアやルーフボックスが挙げられます。キャンプ用品の中でも、かさばるものや使用頻度の低いアイテムをここに回すと、車内が広く使えます。たとえば、予備の毛布や折りたたみテーブルなどはキャリアにまとめて載せると良いでしょう。

加えて、ファミリーならではの工夫として、子どもが使うアイテムは一つの「キッズボックス」にまとめておくと便利です。おもちゃ、絵本、おやつ、虫除けスプレーなどを一つにしておくことで、現地で「どこに入れた?」とならずに済みます。

このように、4人家族での収納は「効率」「見える化」「簡易性」の3点がポイントです。収納を工夫することで、車内はもちろんキャンプ場での快適度も大きく変わります。最小のスペースで最大限の快適を実現するために、ぜひ実践してみてください。

車中泊を快適にする荷室のフルフラット化

ハリアーで車中泊を快適にする荷室のフルフラット化

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ハリアーで車中泊を快適に行うためには、荷室のフルフラット化が欠かせません。SUVとして高い人気を誇るハリアーですが、全てのモデルが完全にフルフラットになるわけではなく、特に60系・80系の現行モデルでは、リアシートを倒しても段差が生じる構造になっているため、そのままでは快適な就寝スペースとしては不十分です。

この段差を解消する方法として、多くのユーザーが専用マットやベッドクッションを活用しています。厚さ5cm以上のインフレーターマットや、段差補正用の折りたたみクッションを組み合わせることで、より平坦な就寝環境が作れます。

また、後部座席を一部倒すことで長さを確保し、斜めに寝るレイアウトにすると、180cm前後の成人男性でも足を伸ばして寝られるスペースを確保できます。

加えて、マットの素材選びも重要です。冬季は断熱性のあるマットや銀マットの併用が冷気の侵入を防ぎ、快適な睡眠をサポートします。夏場であれば、通気性を重視した素材を選ぶと蒸れにくく、快眠につながるでしょう。

さらに快適性を高めるには、シェードやカーテンで車内のプライバシーを守ることも大切です。遮光タイプのサンシェードを使えば、車外からの視線を遮るだけでなく、断熱効果や遮光効果も得られます。これにより、朝日で目が覚めてしまうのを防ぎ、よりゆったりとした時間を過ごすことができます。

フルフラット化の準備は、単に寝るための空間を確保するだけではありません。長距離ドライブの途中での仮眠や、災害時の緊急避難先としても活用できるため、日常使いの延長線上で備えておくと安心です。

このように、ハリアーの荷室を工夫してフルフラット化することで、車中泊の快適性は大きく向上します。市販アイテムとアイディア次第で、より自由なアウトドアライフが実現できるでしょう。

ルーフキャリアやヒッチキャリアの活用例

ハリアーのルーフキャリアやヒッチキャリアの活用例

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キャンプにおける積載量の確保は、快適な移動と現地での過ごしやすさに直結します。ハリアーはラゲッジスペースに一定の広さがありますが、4人家族や冬季のキャンプでは、どうしても荷物が車内に収まりきらないケースも少なくありません。そんなときに活躍するのが、ルーフキャリアやヒッチキャリアの導入です。

ルーフキャリアは、車両の屋根部分に専用のベースキャリアとボックスを設置することで、最大限の積載スペースを確保できます。例えば、テントや折りたたみテーブルなど、比較的大型で軽量なアイテムを収納するのに向いています。ルーフボックスは防水性が高いため、雨や雪の日の移動でも中身を気にすることなく走行できるという利点もあります。

一方、ヒッチキャリアは車両後部に取り付ける外付けのラックで、特に重量物の積載に優れています。クーラーボックスや調理器具の入ったハードケースなど、重さのあるアイテムも安定して運搬可能です。DMD製の二本足ヒッチキャリアのように、安定性に優れたタイプを選べば、走行中の揺れやガタつきも最小限に抑えられます。

ただし、両者には注意点もあります。ルーフキャリアは車高が高くなるため、立体駐車場や低い屋根のある場所では注意が必要です。ヒッチキャリアは全長が伸びるため、駐車時の感覚が変わり、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。さらに、どちらも法令上のサイズ規制に抵触しないように取り付ける必要があります。

こうした外部キャリアを活用することで、車内スペースに余裕が生まれ、乗員の快適性が大きく向上します。特にキャンプ道具の多いファミリー層にとっては、もはや必須の装備と言えるかもしれません。アイテムの選び方ひとつで、ハリアーのアウトドア性能を何倍にも高めることができるでしょう。

80系・60系ハリアーのキャンプ性能を比較

80系・60系ハリアーのキャンプ性能を比較

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ハリアーには世代によって設計思想や装備に違いがあり、キャンプ用途における性能にも差が見られます。中でも、近年人気を集めている80系と、その一世代前の60系を比較すると、どちらにもアウトドアに適した特徴が存在します。

まず80系は、最新モデルらしく先進装備が充実しており、静粛性や乗り心地の面では一歩リードしています。車内の質感も高く、長時間の移動でも疲れにくいシート設計や広いディスプレイが快適なドライブをサポートします。ハイブリッドモデルにはEVモードがあり、キャンプ場などの早朝・深夜の移動にも配慮されています。

一方で、60系はキャンプユーザーからの評価も高いモデルで、やや硬派な印象を持つ車体構造と走行性能が特徴です。特にガソリン4WDモデルは、悪路や砂利道での安定感に優れており、アウトドア向けのSUVとしての素地が感じられます。中古市場でも流通が多く、価格面でも手が届きやすい点は魅力です。

積載面で見ると、ラゲッジ容量はどちらも大きく変わりませんが、80系は荷室開口部の形状が工夫されており、背の高い荷物を出し入れしやすくなっています。また、60系はリアシートの倒し方次第で、意外とフラットなスペースを確保できるため、車中泊にも対応可能です。

キャンプ時に求められる「積載」「走行性」「快適性」のバランスを考えた場合、快適さと先進性を重視するなら80系、アウトドア感や走破性を重視するなら60系といった住み分けができます。それぞれの強みを理解し、自分のキャンプスタイルに合ったモデルを選ぶことが大切です。

カスタムで広がるアウトドア仕様の楽しみ方

ハリアーのカスタムで広がるアウトドア仕様の楽しみ方

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ハリアーをアウトドア仕様にカスタムすることで、その楽しみ方は大きく広がります。街乗りSUVというイメージが強いハリアーですが、装備や外観を工夫することで、本格的なアウトドア車へと変貌させることが可能です。

まず人気のカスタムポイントとして挙げられるのが、足回りの強化です。オフロード向けのタイヤやリフトアップキットを装着することで、走破性が向上し、ぬかるみや砂利道での走行にも安心感が生まれます。ビジュアル的にもワイルドな印象になり、キャンプ場などで一目置かれる存在になるでしょう。

また、ルーフラックやキャリアバーを取り付ければ、積載能力が大幅にアップします。キャリアにはカヤックやスノーボードなどのレジャー用品を固定できるほか、LEDランプを追加することで夜間の作業や照明にも活用可能です。最近では、ルーフトップテントを装着するカスタムも注目を集めており、車上での宿泊というユニークな体験も可能になります。

内装のカスタムでは、シートカバーやマット類をアウトドア向けの素材に変更することで、汚れや水濡れにも強い仕様にできます。特に小さな子どもがいるファミリーキャンパーにとっては、掃除の手間が軽減されるため大きなメリットとなるでしょう。

さらに、電源系の拡張も実用的なカスタムのひとつです。PHEVモデルであれば車両からの給電機能を活用できますが、それ以外のモデルでもポータブル電源やインバーターを導入することで、電気ポットやスマートフォンの充電などが可能になります。

こうしたカスタムは、見た目の変化だけでなく機能性も高めてくれるため、キャンプやアウトドアをより快適で楽しいものにしてくれます。自分のライフスタイルに合わせたカスタマイズで、ハリアーの新たな魅力を引き出してみてはいかがでしょうか。

総括:ハリアーが雪道やキャンプに向いている理由

この記事のポイントをまとめます。

ハリアーは雪道でも安定した走行性能を持つSUV

最低地上高190〜195mmで積雪路でも車体が擦りにくい

2WDは燃費に優れるが雪道では滑りやすく不向き

4WDは発進・登坂時に強く雪道での安定性が高い

e-Fourはハイブリッド専用の電子制御4WDで雪道に強い

e-Fourは自動制御でトルク配分し、坂道や凍結路面でも安心

雪道モードは出力を抑えてスリップを防ぐため初心者に適する

パワーモードは加速力を高めるが雪道では使い方に注意が必要

ノーマルタイヤでの雪道走行は非常に危険で制動距離も延びる

RAV4はオフロード性能に優れ、ハリアーより雪道に強い傾向

ハリアーは街乗り向けだが雪道対策装備で冬のキャンプも可能

車中泊では段差補正マットで荷室をフルフラットにできる

ルーフキャリアやヒッチキャリアで積載量を大幅に拡張可能

60系は悪路に強く、80系は快適性や静粛性に優れる

アウトドアカスタムでハリアーのキャンプ適性がさらに高まる