ハリアーの中古車の狙い目を見極めるための条件とチェックポイント

ハリアーの中古の狙い目グレードを見極めるチェックポイント

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SUV人気が続く中でも、特に注目されているのがハリアーの中古車です。ハリアーの中古の狙い目を検索する方の多くは、できるだけ失敗せずに、お得で満足度の高い1台を選びたいと考えているのではないでしょうか。

そこで、本記事ではそんな方に向けて、相場推移から見る賢い買い時や、値下がり傾向は本当なのかといった市場動向を踏まえ、人気グレードの選び方まで詳しく解説します。

まずは、年式ごとのチェックポイントを押さえ、次に前期と後期はどっちが人気なのかといった疑問に答えながら、それぞれの違いを明確にしていきます。

さらに、装備や燃費性能に優れたグレードを紹介し、価格面の不安を解消しつつ、将来的な資産価値にも言及しています。この記事を読めば中古のハリアー選びの方向性が明確になるはずですので、ぜひ最後までご覧ください。

記事のポイント

  • 年式やグレードごとの狙い目ポイント
  • ハイブリッドや60系・80系の特徴が理解できる
  • 相場の動きや値下がり傾向が把握できる
  • 中古車選びで重視すべき装備や注意点

ハリアーの中古車の狙い目はどのグレードなのか

ハリアーの中古の狙い目はどのグレードなのか

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  • ハイブリッドの中古の狙い目は?
  • 60系の中古はここをチェック
  • 4代目モデルを選ぶメリットとデメリット
  • 中古車市場で人気のグレード
  • 前期と後期、どっちが人気?
  • 値下がり傾向は本当?相場の動きを解説

ハイブリッドの中古の狙い目は?

ハリアーのハイブリッドの中古の狙い目は?

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ハリアーのハイブリッドの中古車を探すなら、狙い目は「前期型のプレミアムアドバンスドパッケージ」です。これは年式に比べて価格が落ち着いてきており、装備も充実しているため非常にコストパフォーマンスが高いからです。

具体的には、JBLプレミアムサウンドシステムやパノラミックビューモニター、電動バックドアなどが標準装備されており、快適性・安全性ともに優れています。

もちろん、ハイブリッド車を選ぶ最大の理由は燃費性能です。JC08モードで21.4km/Lという数値は、日常使いでのガソリン代を大きく節約できます。加えて、ハイブリッドはモーター走行が多いため、走行時の静粛性も高く、長距離移動でもストレスが少ないのが特長です。

ただし、注意すべき点もあります。中古ハイブリッド車はバッテリーの劣化具合が重要になります。走行距離が多い車両は、バッテリーの寿命に近づいている可能性があるため、保証内容や販売店の整備履歴を必ずチェックしてください。また、ハイブリッドの修理費はガソリン車よりも高くつくことがあるため、購入後の維持費についても把握しておくことが大切です。

総合的に見て、価格・装備・燃費性能のバランスが取れている前期型ハイブリッド車は、非常におすすめの車種となります。

60系の中古はここをチェック

ハリアーの60系の中古はここをチェック

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60系ハリアーの中古車を選ぶ際には、グレードと装備内容だけでなく「前期か後期か」に注目することが大切です。60系は2013年から2020年まで販売されていた3代目モデルで、特に2017年のマイナーチェンジを境に、安全装備や走行性能が大きく進化しています。

まず、前期型では安全装備がオプション設定であることが多く、購入前に装備の有無を必ず確認する必要があります。一方、後期型は「Toyota Safety Sense P」が全グレード標準装備されており、事故防止に役立つ機能が強化されています。また、ターンランプが「流れるウインカー」になるなど、見た目の洗練度もアップしています。

チェックポイントとしては、装備だけでなく走行距離や整備記録の有無も見逃せません。とくにハイブリッド車の場合はバッテリー状態が重要で、可能であれば専門の診断を受けた上で判断するのが安心です。

また、60系は人気モデルのため、相場が高止まりしやすい傾向にあります。だからこそ、同じ価格帯でも装備の差や状態の違いを見極める目が求められます。

最終的に、後期型で装備が整ったプレミアムグレードや、スポーティさを求めるならエレガンスG’sなどが狙い目ですが、価格と装備のバランスを見て、納得できる1台を選ぶことが大切です。

4代目モデルを選ぶメリットとデメリット

ハリアーの4代目モデルを選ぶメリットとデメリット

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4代目ハリアー(80系)は、最新のトヨタ技術が集約されたモデルであり、中古での購入も注目されています。ただし、その分価格も高水準を維持しており、購入タイミングや目的に応じた選択が重要になります。

まずメリットですが、内外装の質感が飛躍的に向上しており、まさに都市型プレミアムSUVの名にふさわしい仕様となっています。プラットフォームにはTNGA(GA-K)が採用され、走行安定性や乗り心地のレベルも格段にアップしています。

特に「Zレザーパッケージ」グレード以上は、本革シートや快適温熱シート、パノラミックビューモニターなどが標準装備されており、快適性と機能性の両立が図られています。

一方でデメリットも存在します。まず価格です。未使用車が中心のため、新車とあまり変わらない金額で販売されていることが多く、中古車としての旨味が少ないという声もあります。また、後席や荷室のスペースはデザイン優先のため、同じプラットフォームのRAV4に比べると実用性でやや劣るという評価もあります。

結局のところ、最新機能や上質な乗り心地を重視したい人には向いていますが、コストパフォーマンスを最重視するなら、流通量や価格が安定してきた60系を検討するのも選択肢の一つです。

中古車市場で人気のグレード

中古車市場で人気のハリアーのグレード

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ハリアーの中古市場において、特に人気が高いのは「ハイブリッド プレミアムアドバンスドパッケージ」と「2.0 エレガンス」グレードです。前者は高級装備と安全機能が充実しており、後者は価格を抑えつつも必要十分な機能が備わっていることから、多くの購入者に支持されています。

プレミアムアドバンスドパッケージは、ハイブリッドモデルの中でも最上級に位置づけられ、JBLサウンド、全方位カメラ、電動バックドアなどが標準で搭載されています。

特に安全装備では、前期型ながら衝突被害軽減ブレーキが標準装備されている点が評価されています。さらに、上質な乗り心地と静粛性により、長距離運転やファミリーユースでも満足度の高いグレードです。

一方、エレガンスは中古市場に多く流通しており、選択の幅が広いのが強みです。150万円以下から手に入る車両もあり、特に初めてSUVを購入する方や予算を抑えたい方に人気があります。装備はシンプルですが、電動シートやファブリック+合成皮革シートなど、快適性を確保した仕様となっており、実用性も十分です。

どちらのグレードも特徴が異なるため、自身のライフスタイルや使い方に合わせて選ぶことがポイントです。流通量、装備、価格のバランスをよく見極めることで、満足度の高い中古ハリアー選びができるでしょう。

前期と後期、どっちが人気?

ハリアーの前期と後期、どっちが人気?

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ハリアーの60系モデルでは、前期と後期で装備や走行性能に違いがあり、それが人気の差にもつながっていますが、一般的に「後期型」の方が人気が高い傾向にあります。

理由としては、安全装備の標準化とターボモデルの追加など、機能面での進化が大きいからです。2017年6月のマイナーチェンジ以降、Toyota Safety Sense Pが全グレードに標準装備され、衝突回避性能や運転支援機能が強化されました。

さらに、エクステリア面では流れるターンランプやヘッドライト周りの変更など、視覚的な新しさも加わっています。ターボモデルは加速性能や走りの楽しさを求めるユーザーにとって魅力的で、選択肢の幅が広がった点も後期型の人気を後押ししています。

一方で、前期型の価格は抑えめで、上級グレードでも手の届きやすい価格帯にあるのが強みです。特にプレミアムアドバンスドパッケージなどは装備が充実しており、コストパフォーマンスを重視する方には根強い支持があります。このため、価格を重視する層では前期型も一定の人気を保っています。

つまり、装備や安全性を重視するなら後期型、コスト重視なら前期型が選ばれているのが現状です。人気は後期型が一歩リードしていますが、目的に応じてどちらにも十分な魅力があります。

値下がり傾向は本当?相場の動きを解説

ハリアーの値下がり傾向は本当?相場の動きを解説

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最近、中古車市場で「ハリアーは値下がりしている」と言われることが増えてきましたが、それは本当なのでしょうか?結論から言えば、60系ハリアーについては、確かに一定の値下がり傾向が見られ、特に2023年から2024年にかけては流通台数の増加とともに価格が下がる動きが強まっています。

背景としては、まず流通量の増加が挙げられます。3度目の車検を迎える前期型が続々と中古市場に登場したことで、選択肢が広がり、競争原理によって価格が下がりやすくなっています。

また、新型車(4代目80系)の流通も増えてきており、相対的に旧型の価格が落ち着いてきているという側面もあります。

一方で、後期型の一部グレードや走行距離が少ない個体、特にプレミアムやターボモデルなどは値下がりの幅が小さく、一定の価格を維持しています。このように、すべてのモデルが一律に値下がりしているわけではなく、年式・グレード・状態によって価格の動きには差があります。

中古車市場は常に変動していますが、ハリアーに関してはここ1年で実際に20万~30万円の価格下落が見られたというデータもあるため、値下がりは事実として受け止めるべきでしょう。

ハリアーの中古車の狙い目価格と市場動向

ハリアーの中古の狙い目価格と市場動向

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  • 相場推移から見る賢い買い時
  • 中古が高すぎると言われる理由
  • 新車と中古、どっちを選ぶべき?
  • 旧型の方がいい?根強い支持がある理由
  • ハリアーは買わない方がいい?
  • 5年残価率は?リセールも考慮

相場推移から見る賢い買い時

相場推移から見るハリアーの賢い買い時

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中古のハリアーを購入するにあたり、相場の動きを把握しておくことが大切です。相場推移を見ると、現在は60系の前期モデルを中心に価格が緩やかに下がってきており、買い時が近づいていると考えられます。

特に3度目の車検時期を迎えた2014~2015年式のモデルは、買い替えによって市場に多く流通し始めているため、価格が落ち着きやすい傾向にあります。

現在の中古車市場は、新車の納車遅延の影響で一時的に高騰していた価格がやや落ち着いてきたタイミングです。これにより、中古車にプレミアムが乗っていた状態から、正常な相場に戻ってきたとも言えるでしょう。特に高年式の中古車を狙っていた方にとっては、値ごろ感が出てきた今が狙い目です。

ただし、相場が完全に底を打ったとは限らないため、今後の動きにも注視が必要です。新型車の動向や経済状況、需要の増減によっては再び相場が変動する可能性もあります。そのため、購入の際には過去の相場推移だけでなく、今後のトレンド予測も考慮した判断が求められます。

これらの状況から、流通量が増えて選択肢が多く、かつ価格が落ち着いてきている今は、比較的リスクの少ない購入タイミングだと言えます。

中古が高すぎると言われる理由

中古のハリアーが高すぎると言われる理由

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「ハリアーの中古は高すぎる」と感じる人が多いのは、いくつかの要因が重なっているからです。まず最大の理由は、人気車種であるということ。ハリアーはトヨタの中でもプレミアムSUVとして高いブランド力を持ち、幅広い世代からの支持を集めており、需要が多いので、価格がなかなか下がりにくい構造になっています。

次に、新車の納期遅れも影響しています。近年、半導体不足などによって新車の納車まで数ヶ月かかるケースが続いています。このため、すぐに乗れる中古車に需要が集中し、価格が押し上げられているのです。特に登録済未使用車や走行距離の少ない車体は、新車とほとんど変わらない価格で販売されることも珍しくありません。

また、ハイブリッドモデルなど人気グレードに絞って探すと、相場がさらに高く感じられるでしょう。それに加えて、トヨタのリセールバリューの高さも見逃せません。ハリアーは5年後の残価率が60%前後とされており、それだけ価値が落ちにくい車として評価されているため、中古車価格も維持されやすいのです。

つまり、価格が高いのではなく、むしろ「価値が下がりにくい」からこそ高止まりしていると考えるのが自然です。納得できる1台を見つけるには、予算内で装備や状態に優れた車両を丁寧に比較検討することが必要になります。

新車と中古、どっちを選ぶべき?

新車と中古のハリアーは、どっちを選ぶべき?

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ハリアーを購入する際、新車にするか中古にするかで迷う方は少なくありません。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自身のニーズに合った選択をする必要があります。

新車の最大の利点は、最新装備と保証制度が充実している点です。自分好みのオプションを選んでオーダーできることも大きな魅力で、最新の安全装備や快適機能を重視する方には新車が適しています。

一方で、コストを抑えつつハリアーに乗りたい場合は、中古車の方が選びやすいと言えます。特に流通量が多い60系や初期型の80系は、装備の充実度に対して価格が抑えられており、費用対効果に優れたモデルが見つけやすくなっています。また、前オーナーのカスタム内容や使用歴によっては新車にはないお得感を味わえるケースもあります。

ただし、中古車は車両状態や保証内容に差があるため、信頼できる販売店を選ぶことが前提で、走行距離や修復歴の有無、消耗部品の交換歴などもチェックしておくと安心です。

最終的には、予算やライフスタイル、車に求める価値によって選択が分かれます。保証や安心感を求めるなら新車、コスパを重視するなら中古という視点で比較検討するとよいでしょう。

旧型の方がいい?根強い支持がある理由

旧型のハリアーの方がいい?根強い支持がある理由

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ハリアーの購入を検討している方の中には、あえて旧型を選ぶという人も少なくありません。中でも3代目(60系)モデルには、現行型にはない魅力がいくつも存在しています。旧型の大きな特徴は、プレミアム感ある内装と乗り心地の良さです。

特に「プレミアム」や「プレミアムアドバンスドパッケージ」などの上級グレードは、JBLサウンドや電動シートなど、当時の高級装備が標準で搭載されており、今見ても見劣りしません。

また、価格が比較的安定しており、一定の装備を持つ中古車が手ごろな価格で手に入るという点も支持されている理由のひとつです。現行型よりも丸みを帯びたデザインや、落ち着いた乗り味を好む方からは「今のハリアーはちょっと若すぎる」と評価されることもあります。

さらに、旧型は流通量が豊富なため、グレード・年式・走行距離など自分の条件に合った車両が見つかりやすいのも大きなメリットです。特に2014年~2017年あたりのモデルは、価格と装備のバランスがよく、多くの中古車ファンに選ばれています。

このように、旧型のハリアーはデザイン性や装備面、コストパフォーマンスの良さから根強い人気を誇っており、今でも十分に選ぶ価値のあるモデルです。

ハリアーは買わない方がいい?

ハリアーは買わない方がいい?

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「ハリアーは買わない方がいいのでは?」と考える方もいますが、実際にはその理由は人によって異なります。最もよく挙げられるのは、「中古価格が高すぎる」「人気がありすぎてコスパが悪い」という声です。

たしかに、ハリアーは新車価格に近い水準で中古車が流通していることもあり、割安感が薄いと感じる方もいるでしょう。

また、後部座席の居住性や荷室の広さにおいては、RAV4など他のSUVに軍配が上がるケースもあります。そのため、アウトドア志向の強い方や、大人数での移動が多い家庭ではやや物足りなさを感じる可能性も否定できません。

ただし、それらのデメリットを上回る魅力があるのも事実です。ハリアーはトヨタブランドの中でも高級感を備えたデザインと上質な乗り味が特徴で、街乗り中心のユーザーやデザイン性を重視する層からは非常に高く評価されています。

つまり、「買わない方がいい」とされるのは一部の用途や期待に合わなかった場合に限られます。購入を検討する際は、自身の使用環境とハリアーの特性がマッチしているかを冷静に見極めることが大切です。

5年残価率は?リセールも考慮

ハリアーの5年残価率は?リセールも考慮

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ハリアーの購入を検討する際、多くの方が気にするのが「リセールバリュー」、つまり将来的に売却したときの価値です。

実はハリアーは5年経過後も比較的高い残価率を保つモデルとして知られています。具体的には、グレードや状態にもよりますが、5年後でも約60%前後の残価が見込めるケースもあります。

この高残価率の背景には、ハリアーのブランド力と国内での人気の高さがあります。SUVブームが続く中、特にプレミアム感のあるハリアーは中古市場でも安定した需要があります。特にハイブリッドモデルや上級グレードの「Zレザーパッケージ」などは、中古でも人気が高く、値崩れしにくい傾向があります。

さらに、トヨタ車全体がリセールバリューに強いという特性も、ハリアーの資産価値を下支えしています。そのため、長期的に車を保有した後でも、ある程度の価値が残るため、買い替えを前提とする方にもおすすめできます。

もちろん、走行距離や使用状況、メンテナンス歴によって残価率は変動しますが、他車と比較してもハリアーは優秀な資産性を持つ車種であることに疑いはありません。リセールを意識して車選びをするなら、ハリアーは十分に候補に入るでしょう。

ハリアーの中古の狙い目を総括

記事のポイントをまとめます。

中古ハリアーの狙い目は「前期型ハイブリッド プレミアムアドバンスドパッケージ」

装備重視なら「Zレザーパッケージ」や「プレミアムアドバンスドパッケージ」がおすすめ

コスパ重視なら「2.0 エレガンス」が選ばれている

60系は2017年の後期型が安全装備の面で人気

スポーティな外観を求めるなら「エレガンスG’s」も有力候補

旧型でも装備が充実しているモデルは今でも十分通用する

ハイブリッド車は燃費と静粛性が高く評価されている

60系後期型はToyota Safety Sense Pが全車標準

4代目(80系)は最新技術を搭載し高級感が高い

中古価格は2023~2024年にかけて緩やかに下落傾向

登録済未使用車は新車と価格差が少なく旨味が薄い

後期型の人気が高く、相場も比較的安定している

中古車市場はグレード・年式・装備によって価格差が大きい

ハリアーの残価率は5年で約60%と資産価値が高い

人気車ゆえに中古相場が高止まりしやすい傾向がある